ほれました
特に、私の大好きな「che faro senza Euridice (エウリディーチェなしで)」、
あーー、もう!!
白い上着に鬘、付けほくろもしているかもしれない、小洒落た貴族の男性が浮かんでくる~
無料視聴はこちら
http://dl.rakuten.co.jp/shop/rt/prod/610454966/
もともとギリシア神話なのですが、グルックの作曲なわけですから、18世紀ロココの衣装を着けた男性が、愛する女性を失って、ひっそりと嘆く様が浮かびます。
普段は宮廷で浮かれた騒ぎをしているけれど、ほとんど奇跡のよに一人になった瞬間に、垣間見せる失った愛への嘆き(!!うわ!!きざっぽい!!でもこういうの大好き)
女好きで、人生を楽しんでいて、だけどノーブル、どんなときでも品を失わない、という歌が歌えるのは、ルッジェーロ・ライモンディさまだけと思っていましたが・・・・
H先生、あなたわかってらっしゃる~
この一ヶ月、ぎっくり腰に大風邪と満身創痍?だったので、歌はイマイチ・・・・と思ってのぞんだのだけど、「イマサン」のできでがっくり・・・・・
先生方はそれでもいいところだけを見つけて講評をくれる・・・そこがアミーチのいいところ♪
それにしても昨日はマエストロお気に入りのイタリア歌曲(日本初演?)を田代誠さんが歌うという、おまけがついてお客さんは大ラッキーだったのではないでしょうか。これだけのゲストがいて無料!!
だんだん固定客が増えてきたのもスタッフとしては嬉しい・・・・
まりこ姐さんからメールが来て連休最後の日に永ちゃんとまいかのTV出演をみた。(といっても時間を間違えて番組後半からだけど)
ここしばらくメールや季節のお便りだけのお付き合いですが、元気そうで何より。まつ乃家のHPも新しくできていてびっくり。
相変わらず芸者に作ると、「浜木綿子」そっくり。
お稽古場でみるおば様がたは普段、すっぴん、ひっつめ髪、トレーナーなので、芸者姿のお姐さん方を見ると、誰だかわからないことが多いけれど、それだけに「芸者姿になると誰でも5割り増しきれい」になると思っていた・・・・・
おととしの「蝶々夫人」に芸者で出たときには、その夢がもろくも崩れたわけですが・・・・・あんなに似合わないとは思わなかった・・・・Perche?
それにしても、オペラ歌手、芸者、家元夫人、詩人、漫画家、牧師、寺の大黒さん、元男爵家令嬢、子爵家令嬢・・・・・とさまざまな職業(?)の友人がいるものだ、と改めて己の交友関係にびっくり。
あ、香道家の友人はいないかも・・・・誰か紹介してくれないかな??
原作との違いは、Wikiに詳しいけど、
映画でも原作でも感じたのは、「これは日本人には当たり前の働き方では?」ということ。
平日の昼間、歌とは全然関係ない仕事をしているけど、「平日の昼間」どころか、「平日の夜から会議」、
「休日の仕事」は日常茶飯事。夜11時頃までオフィスにいるなんて珍しくもなんともない。
おまけに、上司の無理難題は今に始まって事じゃないし、主人公のアンドレア(アン・ハサウェイ、とってもかわいい)がミランダにコートやかばんを放り出されるけど、アメリカ人じゃ「むっ」とするだろうけど、これに近い仕打ちを受けている日本のOLは実は少なくないんじゃないかと・・・・・・
私は昔、小さな団体に総合職で入社して、一般職の人が忙しかったときに、
お茶くみしたらアメリカで長く働いていた当時のボスから、「総合職なんだからお茶組しなくていい。
そんなことのために給料払っているわけじゃない」と怒鳴られましたが・・・・・
それって、日本の状況には著しくそぐわなかったと思う・・・・。
今も一応、総合職だけど、現在のボスの下では秘書的な仕事も兼務で(秘書だけにするとか、どうにかしてほしい)ミランダのいちいちの指示に「あ~うちのボスもこんな感じ~」と思っておりました。
それだけに「こんな働き方では人間性が磨り減ってしまう」という主人公の友達や彼氏には「日本のサラリーマンを見よ!!」という気がしましたが・・・・
本当は、日本のサラリーマンの働き方こそ換わらなきゃならないのかな?
この映画から、おしゃれを取り去って、登場人物をオヤジ上司と新人OLにしてみると、もっと身近に感じられるのかも。身近すぎて見たくないかも知れないけどね。
昔読んで好きだった本、「ミス・ジェーン・ピットマン」。
南北戦争から1960年代まで生きたもと黒人奴隷の生涯を「一人語り」という形で書いた児童文学で、
今読んでもいい本だと思う。
ミス・ジェーン・ピットマンを読んで、南軍を「セセッシュ」といったことを覚えたし、
色々なマーチの名前も覚えた。
そして・・・・北軍進行の歌が、よく年寄りが歌っていた「東京節」だと知ったとき・・・・
いや、これはミス・ジェーン・ピットマンじゃなくて、映画評論家のエッセイで読んだのかな?
叔父(オペラ好き、デル・モナコ命!)が、鼻歌で「なーみちゃんたら、ぎっちょんちょんでバイノバイノバイ・・・」と歌っているのを聞くたびに「ナンセンスな歌」と思っていましたが・・・・・
「ジョージア行進曲」なんですよね。
(ここで聞けます)
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/tokyobushi.html
だからって、べつにどうってことはないはずなのに、「風とともに去りぬ」を見るたびに、
「戦争だ」と男たちが立ち上がるシーンで行進曲がかかるたびに、
私の頭の中では「ジョージア行進曲」も同時にかかってしまう・・・しかも「なーみちゃんたら」の歌詞で・・・・
レッド・バトラーがニヒルな笑みを浮かべても「ぎッちょんちょん」の曲が脳内で演奏を終えていないと台無しに・・・
大人になるって悲しい・・・・・・
この曲の作曲者が「大きなのっぽの古時計」の作者だった・・・・
今後、「風とともに去りぬ」に「おじいさんの時計」が加わるのかな・・・・・
南軍の行進曲、ディキシーはここで聴けます。
http://www2.netdoor.com/~takano/southern_film/dixie.html
いい時代になったもんだ(はぁ~)