好きな歌手、というからには、私のアイドル、ルッジェーロ・ライモンディ様について語らずばなるまい。
ロージー監督の映画、「ドン・ジョヴァンニ」、もちろん初めはJ・ファン・ダムを見たさに観たんだけど、ライモンディの色気にクラクラ・・・・・。
特に、レポレッロの歌う「カタログの歌」に挿入されている、村娘の入浴をなめるように眺めるライモンディ、いやさ、ジョヴァンニの目つきのいやらしいこと!!
なめるように眺める、とか陵辱するオトコの目、というのもちょっと違う、「この領地のオンナは全て領主である自分のものであることを疑わない、それが天から与えられた自分の権利であると疑わない」封建貴族の表情。
しいて言えば、馬や犬を買う前に点検するような感じ?
誤解ない様に言っておくけど、この時代の貴族としてはそれは天与の権利なので、ごくフツーの行為なんですよね。それを下卑た感じなしに、いやらしさを表現できるってなんて天才なんだろう!!と感動しましたネ、ワタクシは。
「優美なるエロチシズム」っていうの??
前回のボローニャ歌劇場の日本公演で「トスカ」のスカルピアを演じたときも、色気全開ですごくよかった~
クーラが歌っている間も、視線は座っているだけのライモンディ様に釘づけ・・・・・
あのいやらしーーーーーーーいスカルピア、自分の身の破滅と分かっていてもトスカを要求せざるを得なかったスカルピアの色気!!
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